• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第20章 私立リアリン学園!~ゼノ~ 情熱編





ゼノ 情熱編<R18>



~二人~





玄関を開けると、C棟からは、まだ騒がしい声が聞こえてきていた。

入って右に曲がった先が、A棟だ。

私とゼノ様の部屋はA棟のすぐなので、あっという間に部屋の前にたどり着いてしまった。

向かいの部屋がゼノ様の部屋で。

私達は、お互いの部屋のドアを背に、向かい合って佇んだまま―――。



離れたくない―――。



単純に、そう思った。

ゼノ様も同じように思っていてくれたらいいのに………。



あ。



C棟の方から、ドアが開く音がして、大きな笑い声が廊下に響いてきた。



誰か来る―――。



その気配に、やっと踏ん切りがついて。



「あの、じゃ、おやすみなさい」



私は、軽く頭を下げると、背を向けて部屋のドアを開ける。

部屋に一歩足を踏み入れた時………。

背後に気配を感じて。



振り向くと同時に。

激しく口づけられて―――。



「………んっ」



驚きに目を見開く私を、後ろへと押し込むようにゼノ様の身体が迫り、そのまま部屋へとなだれ込む。



バタンッ。



勢いをつけてドアが閉まっていく―――。



「………はっ、んっ」



強引に、激しく重なる唇―――。



「ん………ふぁ」



夢中でキスを受け止めていると、膝裏にベッドのフチがあたり………。

なすがまま、ベッドに座ると。



ギシリ。



ベッドを軋ませて、ゼノ様の膝がベッドに乗り上げる。


傾きかけた上半身は、ゼノ様の唇に押されるようにゆっくりとしなりながら、後ろへと倒れていった―――。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp