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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第19章 私立リアリン学園!6時間目~ゼノ~




少しすると。

ゼノ様は、手にペットボトルを二つ持って戻ってきた。

そのうちの一つを私に差し出す。



「ミルクティーは売り切れだった。レモンティーでもいいか?」

「え、そんな。ありがとうございます」

ゼノ様は、コーヒーのペットボトルの蓋を開けると、ゆっくりと飲む。

私も隣りでレモンティーを一口コクリ。

………!

冷たくて美味しい!

そういえば、食堂に水を飲みに来たんだった―――。

私は、夢中でゴクゴクと飲み続ける。



「喉が乾いていたのか」

「ちょうどシャワーを浴びた後だったんで。あ、ゼノ様も、ですよね?」

まだ乾ききっていない、しっとりとした感じの無造作なゼノ様の髪。



………なんで、こんなにドキドキするんだろうっ。



と。



「マイン先生もいい匂いがするな」



そう言って。

私の髪をひと房手にして、顔を寄せる―――。



「………!!」



間近にゼノ様を感じて、私は、心臓がバクバクと大きな音を立てる―――。



サラリと。

ゼノ様の手から私の髪が、こぼれ落ちていき………。



夜色の瞳が、しっかりと私を見据えている―――。



「の、喉が乾いてる時は、レモンティーの方がスッキリしてていいですね」



私は、慌てて言葉を紡ぐ。

な、なにか話していないと、身が持たないよ!!







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