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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第19章 私立リアリン学園!6時間目~ゼノ~




「キャプテン、俺らも手伝いましょうか?」

「お、マイン先生がいる!」

「えー!俺、俺、手伝いたい!」


練習に向かおうとしていたサッカー部員達が、こぞってドアから顔を出す。



「お前らの中で使える奴いるのかよ?おい、ここは、アランがいるから充分だ。お前らは練習に行け!」



カインが言うと、サッカー部員達は、ガヤガヤ言いながらグラウンドへと向かって行った。





カレー作りは順調で、材料は切りあがり、カインが大きな鍋で炒めている。

アランは、材料を切り終わったところで練習に戻った。

私とユーリはきゅうりを切り、レオは、レタスをちぎっている。

ミシェルとゼノ様は、テーブルを拭いて食器を出している。



「………なんで俺一人でこんな大仕事してるんだ?おい、ノア、そんなとこで寝てねえで手伝え!」



カインは、汗をビッショリかきながら、大きなヘラを動かし続けている。

ノアはといえば、台所の隅で床にそのまま寝転がっている。



「んー?俺やることある?皆の邪魔したくないし」

「か・き・混・ぜ・ろ!」

「あー、それはいいや、遠慮しとく」

「は?手伝いに来たんだろ?」

「カインの仕事取っちゃ悪いからー」



ノアは、また目を閉じる。



カインとノアのやり取りを、私達は笑いながら聞いていた。







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