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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第19章 私立リアリン学園!6時間目~ゼノ~




しばらくすると、台所のドアが開いて、生徒会メンバーが入ってきた。



「ユーリ、手伝いに来てくれたのか」



ゼノ様の声がして、チラリとドアの方に視線を向ける。



「はい、ゼノ様!」



ユーリが嬉しそうに返事をする。



「貴様も暇だな」

「えー、アル、その言い方ひどいな。せっかく手伝いに来てあげたのに」

「メニューは、カレーだよな?スパイスの調合は俺にまかせろ」



アルバートはそう言うと、手にしている袋からスパイスの粉?らしきものをいくつも取り出す。



「カレーの命だ」



アルバートは、そう呟きながら、計量スプーンを使ってスパイスを慎重にすくっている。



「あの~、カレールーあるよ?」



私は、箱に入ったカレールーをダンボールから取り出す。



「マイン先生、アルはそっとしておいた方がいいよ。ああいう時って誰にも止められないからさ」



ユーリが苦笑する。



確かに………。

私の言葉に耳を貸す気もなく、黙々と作業を進めているアルバート。



………ま、いっか。



ユーリは、野菜をカゴに入れ、皆に分配していく。

まな板や包丁を引き出しから出して、テーブルに並べて準備をするユーリの動きは、まったく無駄がない。



「はい、こちらをどうぞ」



ユーリに恭しく包丁を手渡される。



「ユーリって、執事みたい」

「そう?万能執事にお任せあれ♪なんてね。マイン先生、一緒にお肉切っちゃおう」

「うん」



ユーリと二人で豚肉を切り始める。







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