第19章 私立リアリン学園!6時間目~ゼノ~
放課後。
私は、気持ちを新たに生徒会室へと向かう。
途中、販売機でミルクティーのペットボトルを買って。
―――ゴクン。
一口飲んで。
うん、よし!
大丈夫。頑張れる!
カチャリ。
静かにドアを開ける。
と、途端に生徒会全員の視線が、私に向けられる。
「………お久しぶり、です」
私は、ニッコリ笑顔とともに、明るい声で挨拶する。
「………ついさっき、六時間目の授業は、マイン先生だった気がしますが」
すかさず、アルバートに鋭く突っ込まれる。
も~う!
私は、ゼノ様に言ったんだから!
と、心の中で突っ込み返しながら、席に座る。
机の上には、膨大な量のアンケート用紙が積まれている。
………集計、してるんだね。
皆は、忙しそうにしてはいるけど、どこか楽しそうだ。
ペットボトルを机に置くと、何枚かのアンケート用紙を手に取る。
さて、始めるか!
と。
意気込んだところで。
「マイン先生、毎日ミニスカート希望」
突然、カインが、おかしなことを言いだす。
「………は?」
「マイン先生の水着姿が見たい………な
っ………!」
今度は、アルバートが変なこと言ってるんだけど!!
口に手をあて、顔を赤らめているアルバート………。
「二人とも、何言ってんのよ!?」