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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第17章 私立リアリン学園!5時間目~ジル~




「マイン先生、貴女に逢って、忘れかけていたものを思い出した気がします」



「忘れかけていた、もの?」



「両親や一族の者達が、教職に就く理由………これからを担う若い世代に、私達の持っている知識を伝えたい、育てたい。そして、より良い社会を築いてほしい、その一心であることに」




まっすぐに、未来を見据えているかのような、強い光をたたえている、ジル教頭の瞳―――。





「それにしても………マイン先生は、私を男として意識していない、そういうことですか?」

「え?」

「さっき、おっしゃいましたよね、部屋を片付けたのは、私ではないか、と。私が女子宿舎に入れるとでも、お思いで?」



そう言ったジル教頭と、心なしか距離が近づいている気がするんだけど………。



顔を上げた時には、もう、すぐそこに、ジル教頭の端正な顔があって―――。



「教頭権限で、出入り禁止な場所なんて存在しないかなって………」



私は、苦しい言い訳をしてみる。



「そういうことだったんですね」

「………そういうことです」







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