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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




1年1組の教室に着くと、息を整えて、そおっと覗きこむ。

教室には、アランとレオが並んで座っているだけで、他には、誰もいない。



二人の机には、同じ紙袋が置かれていて、二人ともイチゴサンドを頬張っている。



―――やっぱり。



と。

レオと目が合う。



「あれ、マイン先生?」



うわっ、見つかった………。



私は、慌ててドアに隠れるけれど………。

もう、見つかったんだから、隠れても仕方ない。

開き直って、教室に入って行く。



「アランに用事?」

「………そういうわけじゃないんだけど。レオは、どうしてここで食べてるの?」

「俺?生徒会の資料作りがあるから、早く食べ終わって仕上げようと思ってね………あれ、ということは、マイン先生は、俺に用があるってことかな」



「えっと………あのね、昨日レオがイチゴを買ってたから。ほら、アランに頼まれたって言ってて」



私は、言いたいことが、まだ頭の中でまとまってなくて。

でも、とりあえず思いつくまま言葉を紡ぐ。



「だから、またイチゴサンド作るのかなって」



「イチゴサンド作ったら、何だっての」


アランが、不機嫌そうに口を挟む。



「あの、毎日イチゴサンドばっかりじゃ、栄養偏るかなって………」



「は?」



アランとレオは、顔を見合わせる。



「それ、なんかマイン先生に関係あるかよ?」



アランの鋭い視線が痛い………。



「か、関係は、ない、けど。特にアランは、サッカーの練習あるなら、もっと栄養ある物食べなくちゃ」



私は、怯まずになんとか言いきる。







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