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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




「ふーん」



ガタリッ。



アランが、立ち上がる。

私の方に向かって歩いてきて―――。



すぐ前に立ち、顔を覗きこまれる。



「なんなら」



アランの息が、前髪にかかる―――。



「マイン先生が、俺らの弁当になってくれる?それなら、栄養満点だし」



ふっ………と。

額に息を吹きかけられる。



「は?え?わ、私がお弁当、作るの?」



慌てて聞き返す。



「んなこと、誰も言ってねえよ」



「え、だって」



アランは、私のブラウスのリボンに手をかける。

リボンの輪っかに指を入れ、軽く引っ張る―――。



「マイン先生自身が、弁当になってって、言ってんの」



………!?


私自身が………弁当って?



何それ、何それ~~っ!!!



「あ、それ、賛成。俺もお願いしよかな。アランには悪いけど、イチゴサンドもそろそろ飽きてきたし。マイン先生なら、毎日飽きずに食べられそう………でも、イチゴサンドより甘そうだな」


近づいてきたレオも、距離を詰めてくる。



「イ、イチゴサンドより甘そうって………」



私は、後ずさる。



な、何を言ってるの!?



「俺、耳たぶから味わおうかな」



レオの人差し指が、私の耳たぶに軽く触れる。



「んっ………!」



少しの刺激に、過剰に反応してしまって………。



「それ、いいな。マイン先生、耳、弱そうだもんな」



そんな私の様子を見て、アランがニヤリと不敵な笑みを浮かべる―――。



ふ、二人の会話の意味が、わからないよぉ………。



アランとレオに、ジリジリと詰め寄られて―――。



トン。



背中が、壁につく。



………に、逃げられない!?







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