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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




私は、レオに背を向け、女子宿舎へと歩き出す。



「あ、マイン先生!」



呼び止められて振り向くと………。



レオが、こちらに向かって、緩やかに何かを投げてよこした―――。



「えっ、わっ………と」



慌てて、受け取って―――。

手の中を見る。



それは、宝石のように艶やかに、真っ赤に輝いている一粒のイチゴだった。



「それ、話につきあってくれたお礼」



私は、イチゴを持つ手をレオに振って見せる。

レオの姿が見えなくなると、イチゴをそっと口に運ぶ。



………ん、甘酸っぱくて、美味しい。

口の中でジュワリと広がっていく―――。



同時に、私の心にも、みずみずしい感情が溢れてくるようだった。








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