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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




あの日―――。

ホームで、出会った人達がいた。





『なんで、あんたが来るんだよ』

『かわいい弟の旅立ちを見送りに来るって普通だと思うけど?』

そんな、やりとりを交わしてて。

私は、赤い髪の、緋色の瞳の弟君と目が合って―――。

『………旅立ちとか、大げさだから。たかだか三日留守にするだけ』





私は、はっとする。

………あれって、アランとレオだったの?

同じ、緋色の瞳。

そういえば、クロフォードって。

苗字も同じ―――。



「何?どうかした?」



レオは、急に足を止めて黙りこんだ私に、驚いているようだ。



「あ、ごめんね。あの、アランとレオが、もしかして兄弟なのかなって………でも、そんなわけないか」

「兄弟だよ」


レオが、即答する。



「………ええっ!?ほんとに?だって、兄弟で、同じ学年って、ありえないよね?」

「ありえるよ。俺とアランは、双子だから」

「双子………」



私は、突然舞い込んだ事実に、呆然とする。



「どうして、今まで気づかなかったんだろう………誰も、何にも言ってくれなかったし」

「俺達が双子だって知らないの、マイン先生だけなんだよね。面白いから、あえて黙ってたんだ」

「面白いって………あのねえ」







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