• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




私達の次に、レジに向かってやって来た数人の女子生徒の話し声が、耳に入ってくる。



「きゃっ、レオ様よ」

「いつ見ても素敵」

「ね………こっち見てる!」



レオは、彼女達にニッコリと笑顔を向ける。

と。



「きゃ~~っ!!!」



悲鳴のような歓声が上がる。





「レオは、モテモテだよね」



私は、小声で言う。



「俺は、愛想ふりまいてるだけ。行こう」



ふっと、笑うレオ。

あれ、この笑い方―――。

誰かも、こんなふうに笑うような気がする………けど。

気のせい、かな。



私とレオは、並んでリアリンマートを出る。





「さっきのって、もしかして、ヤキモチ?」

「え?」

「モテモテだよね、っての」

「は?そんなわけないでしょ!」



私は、思いっきり否定する。



「なんだ。残念だな」

「あんなに大人気なんだから、残念もなにもないでしょ」



けれど。

皆が騒ぐのも、わからなくはない。

なんといっても、かっこいいし、優しいし、話していて楽しいし。

見た目はチャラいけれど、授業態度は真面目だし、成績もいい。

学級委員でもあり、生徒会役員でもある。

それって、人望があるってことだし。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp