• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




私は、頬が熱くなっていくのをごまかすように、言葉を続ける。



「リ、リアリンマートってすごいね。っていうか、学園がすごいんだね。でも、全部タダなら、IDカードなんて必要ないのにね」

「購入履歴をパソコンで見れるんだ。一日の消費カロリーや栄養バランスも表示されるから、ダイエットしてる女のコは重宝してるみたいだよ」

「そんな機能もあるんだ。便利だね」

「マイン先生には、ダイエットなんて無縁かな?」

「えっ、そんなことないけど」

「出るトコは出てるし、ね」



レオは、私の全身を舐めるように眺める。



「もう、レオったら!」



「でも、マイン先生、IDカードのこともリアリンマートのことも、ジル教頭から教えてもらってないの?」

「そう言われてみれば、初日にいろいろ説明してもらった気がする………けど、あの時は寝坊して遅刻しちゃったから、焦ってて………っと」



私は、慌てて口に手をあてる。



「ふーん、始業式にいなかったのは、そういうわけだったんだ」

「う………」

「こないだは、6時間目の授業、放棄したって噂があったし。マイン先生って、意外と大胆不敵なんだね?」

「そ、それは………」



私は、言葉に詰まる。



どうしよう………。



「あ、追求するつもりはないよ?ただ、マイン先生のことをいろいろ知りたいだけ」

「………どうして?」

「どうしてって………こんなかわいい先生のこと、気にならない男なんていないよ」

「………っ!!!」

「先生に見えないけどね」

「私………先生に見えない?」

「あんまりかわいいから、先生だっての忘れちゃうってこと」

「あ、え………そ、そうなの?」




レオって、口が上手いな………。

それに比べて、私は、しどろもどろだ。

こういう時、うまくかわせないんだよね。

先生に見えないって言われても仕方ないかも。

レオの方がしっかりしてるし。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp