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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第15章 私立リアリン学園!4時間目~アラレオ~




と。



「バーカ」



そう言って。



コツンと、手の甲で、私の額を軽く小突く。



「顔、真っ赤。反応しすぎ」



それだけ言うと。

くるりと向きを変えて、グラウンドに向かって走って行った―――。



私は、走り去って行くアランの後ろ姿を見つめたまま、立ち尽くしていた。



………アランに触れられた額が、熱い。



暑さのせいかな。

頭が、ぼうっとする―――。



私は、手の中のペットボトルに視線を落とす。



―――間接、キス、かあ。



キュッ。



フタをはずすと、おそるおそる口をつけて。

ひと口だけ残った、ほんのり甘いスポーツドリンクを、ゆっくり、ゆっくり飲み干した―――。







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