第13章 私立リアリン学園!3時間目~クロード~
「俺は、これから中等部にリアンを迎えに行くが、戻ったら飲みに行かないか」
「まだ反省文書き終わってないから」
「そんなの適当に書いておけばいいだろ」
「そんなわけにはいかないよ。だから、飲みに行くのは、また今度」
「やっぱり振られたか」
クロードは、少し寂し気な笑みを浮かべる。
「これ」
私は、被服準備室の鍵を差し出す。
クロードは、鍵を受け取ると職員室のドアへと向かって行く。
クロードは、ドアのすぐ横の柱を指差す。
そこには、フックがあり、鍵が下がっている。
「ここに職員室の鍵がある。終わったら、鍵をかけて帰れよ」
「うん、わかった。お疲れ様」
「ああ、じゃあな」
静かにドアが閉まり。
私は、また一人になった。
ふうっと。
ため息をついて。
私は、反省文の続きを書き始めた。
※次ページより、情熱編<R18>となります