第1章 皆でお祝い♪ ゼノ様バースデー!
私の頭の中は真っ白になったかと思うと、自分でも驚くほどの大声を上げて、達していた―――。
あ………は、ぁ………。
私は、肩で大きく息をして、呼吸を整えようとする。
ゼノ様が顔を上げ、深い漆黒の瞳で見つめ続けている。
「お前の、そんな顔を見ていると………」
…………。
整った顔立ちが歪められて―――。
ゼノ様の言おうとしている事が何かを理解した私は、先回りしたくて、こう告げた。
「はい………。私も………ゼノ様が、欲しい、です」
小さく頷きながら、ゼノ様を見つめ返す。
ギシリとベッドが軋み、ゼノ様は衣服を脱ぎ去り、再び私に覆いかぶさってきた。
「………あ」
その瞬間、ゼノ様のモノが、私の中心を貫く―――。
――――っ!!!
………と、同時に、快感の渦に、絡め取られる。
息つく暇もなく、律動は、すぐに早いものに変わり―――。
「――――あぁん、ん………ん、ぁ、あ………んっ!」
内壁をこすられる度に、ビクリと身体を震わす。
「………あっ、ゼノ様っ、んっ………激し………過ぎます………んあぁっっ、そんな―――っ」
たまらず、声を張り上げ………。
「んんっ、あ、あ………ああっ、あああぁぁっ―――!!!」
私がイクのとほぼ同時に、ゼノ様も私の中で果てる―――。
………ドクン、ドクンッ。
私の中で脈打っている、熱い思いを感じとると、愛しさでいっぱいになり―――。
ゼノ様の首に腕をまわし、強く、抱き寄せる。
そんな私に応え、ゼノ様が抱きしめ返してくれて………。