第1章 皆でお祝い♪ ゼノ様バースデー!
………。
けれど、ゼノ様の指は、ツーッとお腹の上を滑らせるだけで………なぜか、なかなか核心に触れようとしない。
私は、もどかしい思いで身をよじる。
その瞬間をゼノ様は見逃さず、手を止め、私を見下ろす。
あ………。
私は少し残念な面持ちで、ゼノ様を見つめ返す。
「どうした?」
「………っ………いえっ………」
私は首を振る。
そのまま、触れていて欲しい―――。
そう、言いたいとこなのに。
………そんなこと、言えないっ。
「少々意地悪が過ぎたか………こうして、ほしかったのだろう?」
ゼノ様は、そう言うと、腰まで落とされたドレスとともに、下着を引き下ろし―――。
片膝に手をかけ、性急な仕草で、大きく開かせる。
途端に、私の中心をしっかりと口に含み―――。
―――――っ!
あまりの衝撃的な刺激に、目まいさえ感じてしまう。
敏感な蕾を舌先で突かれたかと思うと、熱い唇で吸い上げられる。
「………っ、あ………ぁ………そんな………ん………んん、あぁっ、ん―――!」
上下左右に巧みに動くゼノ様の舌に、理性を失いそうになる。
グチュグチュという音とともに、私の身体からは、どんどんと蜜が溢れ出ていくのを感じる。
「こんなに濡れてるが…………欲しいのか?」
言いながら、割れ目に舌を這わせ、奥へと入り込んでくる。
あ………ん、もっと………もっと、奥に………。
………っ………欲しいの――――!
次第に、高揚感に包まれていく。
「は………ぁ、私………も、う………」
ゼノ様の舌の動きが、加速していく―――。
「………あんっ………ゼノ、様ぁ………、ダメ―――あぁ………ん、ああっ、ふ、あ………あ、あぁ―――――っ!!」