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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第13章 私立リアリン学園!3時間目~クロード~




~反省~





放課後。

学園長室に併設されている応接室で、私とクロードは並んで座っている。

私達の正面には、ジル教頭。

この長い長いお説教に、終わりはあるのだろうか………。



リアンは中等部の校舎で保護された。

その際に生徒がかすり傷を負い、念のため、病院へ行ったとのこと。

そして、私は………リアンを探すのに夢中で、6時間目の授業をすっかり忘れてしまっていたのだ。



「いかなる理由であろうと授業を放棄するとは、教師として許されることではありません」



厳しい顔をしているジル教頭を直視できなくて、黙って俯いているしかない………。



「今回は、自習という措置をとりましたが。貴女は、試用期間の身であるということをお忘れなく」


―――試用期間。

そうだった。

私は、まだ仮採用の身で、いつクビになってもおかしくない。

それなのに、こんな大失態やらかしてしまって………。

もしかして、もう………クビ宣告、とか?

私は、おそるおそる顔を上げる。



「充分反省なさっているようなので、マイン先生はこれくらいで。反省文を明日の朝、提出してください」



「反省文………」



「それだけでは、ご不満でも?これ以上のお仕置きをご所望ですか?」



「いえっ!とんでもないですっ!」



反省文だけで済んだことに拍子抜けはしたけど、とりあえずクビを免れたことにほっとする。



「さて、次はクロードですが………私と一緒に学園長室へ」


そう言って、ジル教頭は立ち上がり、すぐ後ろの学園長室のドアに手をかける。



え、学園長室って………。

そんなっ!







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