• テキストサイズ

【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第13章 私立リアリン学園!3時間目~クロード~




「クロードは、服のデザインもするの?」

さっき、テーブルにあったデザイン画を思い出して尋ねる。



「本職はデザイナーだ」


「それなのに、先生してるの?」


「傍らで教師をしてる、というところかな」


「どうして?」


「まあ、いろいろ経緯があってな、それより………」


それ以上は、語る気がない………そんな様子で話題が変えられる。



「ほんとに飲みに行こう。マイン、気張り続きなんだろ?息抜きが必要だ。ここでは、なかなか友達に会うのも難しいからな。俺でよければ付き合うが」


心配して言ってくれてるんだね。



「ん、ありがと。でも、今のとこ、ここでのランチで充分」


「振られたか」


クロードは、大げさに肩をすくめる。



「そういえば、友達は元気か」


「え」



………友達?



「一緒にいた友達がいただろ。三人で飲むってのもありだな」


「一緒にいた………友達?」


私は、クロードが何を言っているのかわからなくて、聞き返す。



「おい、まさか、覚えてないとか言う気か?マイン、お前、こんなイイ男に会ったことを忘れるとは」


「え、私、クロードに会ったことあるの?いつ?どこで?」



全然、記憶にない。

そう思っていたら………。



クロードは、壁に掛けられたハットをおもむろにかぶって見せる。



あれ、どこかで見覚えある………。







/ 978ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp