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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第13章 私立リアリン学園!3時間目~クロード~




「被服って、服を作るってことだよね。クロードは、家庭科の専科教師ってこと?」



「そういうことだ。マインの専門は?」

「私は、古典」

「なるほど。そりゃ、芽瑠よりうわ手だな」



芽瑠って………毛矢先生、前任の先生だよね。



「どうして、うわ手?」



「芽瑠は古典が範囲外だったから、苦労していたからな。ちょうど、今のマインのように」



そう言って微分積分の教科書をつまみ上げて、私の目の前でヒラヒラとかざして見せる。



「それじゃ、私、芽瑠先生と一緒じゃん」



「ハハッ、そうだな」



………なんか、適当な人だなぁ。



「それはそうと、マインの歓迎会をしなきゃな」



「え、いや、そんな気使ってくれなくても。他の先生方も忙しいだろうし」



クロードは、教科書を机に置くと、私の顔を覗きこむように見下ろす。



「他の先生?そんなの呼ぶつもりはない。俺と二人きりだ。なあ、今夜、どうだ?」



「………っ?二人きり?それって、歓迎会って言う?」



「ああ、もちろん。俺のすべてで、マインを歓迎してやる」



すべてでって………。

なんか、意味深―――。



はっと気づいた時には、クロードは、さっきよりも顔を近づけてきて―――。



「教師として情熱を燃やすマインも魅力的だが………女性は、潤いが大事だからな。熱心なのはいいが、生徒と恋愛沙汰にだけはなるなよ?面倒だからやめておいた方がいい。それより、大人の恋愛を教えてやろうか?」



耳に触れそうなほどすぐ近くで囁かれて、思わず肩を震わせる。







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