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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第11章 私立リアリン学園!2時間目~ノア~




~昼寝~





ノアは、今日も教室の隅で眠っているのだろうな………。

校庭での体育の授業をよく目にするけど。

ノアのクラスの時に、姿を見たことがない。

きっと、どこかで寝ているんだろうけど。



ノアは、一人で勉強してるんだろうな。

教えてもらわなくても、できるから?

でも。

それじゃ、先生は、必要ない?

私が授業中に寝てるノアを起こすことって、夜、勉強するノアの妨げになったりするのかな。



―――なんだか、私の存在意義がないようで、虚しい。



教師としての私の役割って何だろう、とか。

私一人で頑張って空回りしてるのかなと思うと、気分が晴れない。



はぁ………っ。



昼休み。

職員室を出て、深いため息をつく。

食堂に向かってはいたけど、なんとなく食欲がなくて、そのまま中庭に出る。

吹く風が、髪を揺らす。

柔らかい日差しが、秋の気配を感じる。

ゆっくりと歩みを進め、中庭を抜けると、辺りは、森のように木々が茂っている。

初めて学園に来た時も思ったけど、本当に広いな。

敷地内で迷子になる可能性もありそう。



………気をつけなきゃ。



私は、来た道を振り返って確認しながら、森へと向かう。



と。

木陰の下で、横になっている人を見つける。



―――ノア。



遠目からも、すぐにわかった。



こんなところで寝てるなんて。

この様子だと、お昼ご飯、食べてないだろうな。

というか、4時間目の授業も出てないのかな?







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