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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第11章 私立リアリン学園!2時間目~ノア~




「あー、アラン、発見~」



ノアは、楽しそうにそう言うと、向こうから歩いて来るアランに、無理矢理資料を押しつけている。



「マイン先生、こうやって、適当な人に手伝わせちゃうんだよ」



「は?適当な人って………失礼なんだけど」



突然、渡された資料を抱え直しながら、アランは顔をしかめる。



「あ、ごめん。適任、の間違いだったー」



ノアは、私の方にもう一度向き直って。



「じゃー、俺、行くね。アラン、後よろしくー」



私は、去って行くノアの後ろ姿をじっと見つめる。



なんだろう。

ノアって不思議だ。

つかめないって、言うか………。





「………なあ、これ、次の時間、使うんだよな?先行って配っておく」



「あっ、うん、そう。ありがと」



はっと、我に返って。

さっさと歩き出したアランの後に、慌ててついて行く。







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