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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第9章 私立リアリン学園!1時間目~ユーリ~




伺うように、ユーリを見る。



「初めまして」



そう言って、あの、満面のスマイル。



あ………初めまして、か。

覚えているであろうと内心、期待していた。

なので、そう言われて、少なからずともショックを受け………。

キュッと、唇を噛み締める。



「質問!マイン先生の今日の下着の色は、何色?」



途端に。

生徒達が、一斉に騒ぎ出す。

「いい質問~」

「やるな、ユーリ」

「やだ~」

わいのわいのと、皆、口々にまくし立てる。



「え………?」



えっと………今、なんて?



………し、下着の、色って!?

な、なんて質問なのよっ!



「答えてくれないなら、俺、当ててもいい?うーんとね、わかった、ピンク!」



大きなまん丸の瞳をキラキラさせているユーリ。



「………」



とっさにスカートを押さえ、考える。

あれ、今日、何色だっけ………。

うっわ、確か………ピンクだよおっ。



動揺を隠そうとするけれども、頬の熱が、どんどん上がっていくのが感じられる―――。



「当たり?」


「ち、違っ………」



違ってない、けど。

………多分。



私のすぐ前にやって来て、小首を傾げて下から顔を覗きこむ。

猫のような仕草に、クリクリの愛らしい瞳。



「絶~っ対、ピンクだと思うんだけどな。マイン先生って、ピンクのフリフリのメイド服なんて似合いそうだからなあ」



―――ピンクの、フリフリの、メイド服………。



それって。



………っ、やっぱり、覚えてるっ!!!



「あの、ユーリ、それは………」



「ねえ、今すぐ答え合わせ、してもいい?」



「………はあ?」







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