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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第8章 私立リアリン学園!HR




そして、今、セバスチャンと別れ、一人で中へと入って行く。



少々年季の入った建物に、相応しくないほどに入口は最先端仕様で、IDカードを通してゲートを通過する。

入ってすぐに厨房と食堂、談話室のような部屋と、その奥には広いホールもある。

廊下や窓、天井や壁に至ってもきちんと掃除が行き届いていて、どの部屋も余計な物がなく、さっぱりとして小綺麗だ。

私は、ボストンバッグを持つ手を替え、階段をゆっくりと上がって行く。

昇り終えたすぐの部屋には、名札が掲げてあり、そこには『毛矢芽瑠』と書かれていて、苗字の上に『もうや』と、手書きでフリガナがふってある。

前任の先生の名前なのだろう。

変わった名前だな………。

名札から外し、私の名前と入れ替える。

『虹野マイン』

うん、よし。

今日から、ここが私の部屋!



中は思っていたよりも広い。

トイレに洗面台、シャワーも併設されていて。

キッチンはないけど、ワンルームマンションみたいだ。



部屋の奥にベッドと机が備えついていて、真新しいカーテンにシーツ。

きちんとベッドメイキングもされているので、すぐにでも横になれる!

備品はすべて用意してあるので、必要最小限の荷物でと言われていた。

なので、ダンボール数箱に身の回りの物を詰めて先に送っていて。

それらは、きちんと並べて隅に置かれている。



「五分休憩~~!!」



私は、一人でそう呟くと、勝手に休憩を決めて、ベッドに寝転がる。



わーい、フッカフカ♪



誰もいない宿舎は、シンと静まり返っていて。

それが、とても心地良い。

素敵な部屋、素晴らしい校舎。

そして、念願の教師♪

これからの学園生活を思うとワクワクが止まらない。

お布団は、あったかいし。

あー、幸せ………。







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