第6章 私立リアリン学園!~イケヴァン・レオナルド~ 情熱編
「あんたに、もう一度逢いたかった」
「………っ!」
次の瞬間、噛みつくようなキスをされる。
「マイン」
「………」
「マイン。泣くな」
いつのまにか私の目からは、涙がこぼれていた。
優しく瞼にキスを落とされる。
そして、もう一度。
「マイン」
柔らかい声で、名前を呼ばれる。
「マイン………マイン」
確かめるように、何度も名前を呼ぶ。
そして。
再び、始められる律動―――。
「マイン」
とめどなく溢れる涙。
今は、もう、何も考えられない。
欲望のままに快楽を追求し、この人に溺れたい―――。
「………ぁ、も………」
「マイン」
名前を呼ぶ甘い声に。
グチュッ、グチュ………パンッ、パンッ。
肌と肌の擦れる音に。
私は、最高潮に達して―――。
「あぁん、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ………んっんんっ………」
「はぁ………マイン………」
鍵を挟んだ手をしっかりと握り、指に指を絡ませる。
左手は、引き寄せるように彼の首に回して、身体を密着させる。
そして。
レオナルドさんの脱力を全身で受け止めた―――。