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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第1章 皆でお祝い♪ ゼノ様バースデー!




~パーティー~






先ほどまで飾り付けをした、誕生日パーティーの会場に、ゼノ様を案内する。

「どうぞ」

私は扉を開けると、ゼノ様を部屋の中へと促す。

そして、私もワクワクしながら、後に続く。



………あれっ?



―――部屋には、誰もいない。

てっきり、ユーリとアルバートがいると思っていたのに。

ええっと…さっき、2人は、なんて言ってたっけ?



『料理は、俺とアルが運んでおくから、マイン様は、着替えてきたら?』



そう、言っていたのだから。

テーブルを見回す。

………料理は、運び終わってるみたいだけど。

私は、そわそわと扉の方に向き直る。

「すごいご馳走だな」

背後から、ゼノ様の声が響く。

「あ、はい、ユーリとアルバートと一緒に作り………っ!」



不意に、後ろから、ゼノ様に抱きしめられる。



「お前をデザートに、と言いたいところだが………」



そう言いながら、私の耳のふちを唇で挟む。

その唇は、ゆっくりと下降して、耳たぶを優しく噛まれる。



「………ぁ」



「待ちきれない………オードブルとして、今すぐ、いただくとしよう」



耳たぶを口に含んだまま、そう囁く、ゼノ様。



「………っん、あぁ………っ」



熱い舌が、私の耳の中に入り込み―――。



クチュリ。


クチュ、クチュ。



優しく動き回るゼノ様の舌は、私の鼓膜を刺激し続ける。



「………ぁ、駄目、です。そん、な………」



身をよじって腕の中から抜け出そうとするも、ゼノ様は更に力を込めて私を抱きしめ、耳全体を口に含む。



「………っ、はぁ………あぁ、ん………」



私は、ゼノ様に向き直ると、シャツの胸元にすがりつく。

ユーリとアルバートが戻って来るから、という思いと、もうこのままどうなっても構わないという思いが交錯する―――。



先ほどのキスのせいで、私の身体は火照りがおさまっておらず、むしろ加速してるかのよう―――。








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