第11章 未知との遭遇
4ゲームオーバー
その頃、ゲートの方でも事件は起こっていた
「全てを塵にする個性……成程…脅威的な個性です!!関心しますしかし……」
黒い霧が穴を開き、ニヤリと笑う。
「貴方はあくまで災害救助専門のヒーロー……だから…戦闘においては、一般ヒーローに半歩劣る!!」
すると、後方に……穴が開き、13号の個性がワープされる。
「わ……ワープゲート!!?」
かれの個性はブラックホール……全てのものを塵にし破壊する個性だ。
つまり、それは…自分自身に使えば、当然……
彼の身体も………
「……やらっ……れた……ッ……」
倒れた13号に駆け寄る生徒達、
「先生!!」
走り出そうとした飯田もこれには、棒立するしかない……
そんな彼を見れば、砂糖が必死に走れという……
彼はその声に、13号が言っていた。皆の為に個性を使って欲しいという言葉を思い出す。
先生……
歯を食いしばり、彼は個性をもう一度、使った……
だが、黒い霧が許すわけが無く……
飯田に降りかかる。
もうダメか!そう思った矢先
それは…飯田を吸い込むことは無く、
障子がその場で押さえ込んだ。
だが…そんなの気にせず、再び来る霧…
今度こそ、終わったと思い目を瞑った。
「いい加減にしなよ……」
その時だった。長い髪を靡かせて、一人の勇敢な少女が現れたのは、