第11章 未知との遭遇
「私の個性は跳躍と壁に貼り付けるのと舌を伸ばせるわ!最長で20メートルほど……後は、
胃袋を外に出して洗ったり…毒性の粘液…けど…少し、ピリッとする程度を分泌出来るわ!後半二つは、対して役に絶たないし忘れていいかも……」
「薄々思ったけど強いね……僕は超パワーだけど……使った先からバキバキになる諸刃の剣的……アレです……」
「オイラの個性は、超くっつく!体調によっちゃあ!1日くっついたまま……もぎった側から生えてくるけど…もぎりすぎると、血が出る。オイラ自身にくっつかずにブニブニ跳ねる!」
個性を言い合うと、峯田の紹介に、二人が黙る。
峯田は沈黙に耐えられずまた、涙を流し叫んだ。
「うわあああ!!だから言ってんだろ!!子供らしくヒーローを待とうってよ!!オイラの個性はバリバリ戦闘に不向きだあ!!」
そんな彼を緑谷は慌ててなだめると
「あぁ!!違うってば!凄い個性だから使い道を考えて!!…」
そう峯田に言った瞬間、下の敵は、水で巨大な手を作り、彼らめがけて降って来た。
物凄い音をたて……割れる船……
あまりにも突然の事で、峯田がやけになり、頭に付いた球体をもぎ取り、投げつける。
「やけはだめだ!!」
でも…敵はそれに警戒し、近寄ろうとしない……
蛙吹は後ずさる峯田に呆れるも、緑谷はそこから、次の攻撃について考え始めた。
「峯田ちゃん……ほんとにヒーロー志望で雄英に入ったの?」
「うっせえ!!怖くない方がおかしいだろ!!入学早々殺されかけるなんて誰が思うかよ!!」
言い合う二人にを他所に緑谷は水面を眺めながら、強い瞳を向け、こう言った。
「敵が……勝利を確信した時が大きなチャンス……昔、情熱大陸でオールマイトが言ってたよ……」
「何を……」
震える身体に勇気を入れて、緑谷は
「これしかない!」