第2章 目指せヒーロー
「何言ってんだよ!!ヒーローは今や一番の出世コースだぜ!!それにお前も見学なんだからヒーロー志望なら分かんだろ?」
どの生徒か……そう彼女を鼻で笑う。
でも…彼女は言葉を止めなかった。……
ボールを見つめ、淡々と
「分かりませんね」
「それなら、他でもいいのでは、
正直……私は……ヒーローなどなりたくもありません…し…
ですが………今の貴方を育成している様な学校なら……失望です………寧ろヒーローにはなりたくなくなりました……」
「なんだと!?」
「私は人…ヒーローも……敵も……全て嫌いです……ですが、ヒーローがどれだけ人を守ろうとしているか、頑張ってるかは、
叔父を見ているので分かります………」
「ですが………今の貴方方は、遊んでいるようにしか見えませんね……
こんな緩い方々がヒーローになって行くなら……ヴィランになった方がマシですね」
「何だと!?てめぇ!!!!」
怒る生徒達
そして、彼等を見守る教師二人は、
「……」
「あらあら……リラったら……本音をすぐ
でも……リラの言葉に言い返せず……ただ、怒っているようじゃあ……
彼等にヒーローは無理だ……腑抜けた態度や姿勢はただ命を棒に振るだけ…………」
「そうかもな………」
「で〜優しい先生はどうするの〜?
何人か、除籍させちゃう。?」
「何でお前……嬉ししそうなんだよ……」
ドカット相澤は耀の背中を蹴った。
「酷いよー……消……けど……分かるだろ?彼等みたいなのを夢見過ぎって言うんだよ……」
冷たく言う耀……
それを聞くと、相澤は真剣な顔で生徒を見つめている。
「確かにな……」
そして、彼女の方は、今にも殴って来そうな生徒を見つめると、手に持ったボールを引かれたラインに立つとボールをはるか遠くまで、投げ飛ばす。
「そんなんだから………ヒーローが一人のヒーローに頼る……弱いヒーローを産むんだよ………」
彼女は顔を歪め、生徒を見た。
「そんなんなら……個性なんて………無い方が……幸せじゃないですか………」
その圧倒的な力に、生徒は目を丸くし呆然とする。
彼女はそこで無表情に戻り、
耀の元に帰って行った。
「もう、いいの?」
「うん……言いたい事言ったし、
それに、来ていきなり、失礼すみませんでした。では、続きを……」
と相澤に彼女が話を振れば、