第11章 未知との遭遇
2迫る恐怖③
そうの姿を眺めながら、緑谷は分析しようと立ち尽くす。
でも…飯田に呼ばれ、彼等は、そのまま相澤を残し去っていく。
一方敵側もそれに気づき、手のついた男は、首をかき、黒い霧は逃げる生徒達を睨む。
「肉弾戦も強く……その上ゴーグル出目をかくされてちゃ…誰の個性を消しているか分からない……集団戦はそのせいで、連携が遅れをとる………なるけど……嫌だなプロヒーローは……有象無象じゃ……歯が立たない………」
そして、黒い霧は逃げる生徒達の前に現れた。
「な!?」
それは…相澤が瞬きをしていた一瞬の事で……しまった!?
黒い霧は生徒達の前に来ると、
その中にいるリラになぜか視線を集中させる。
「逃がしませんよ!……特に……虚言 リラさん……貴女はね………」
「え?…………」
誰もが彼女を見る中で、黒い霧の姿の男は、自分達が何者かを公表した。
「初めまして……我々はヴィラン連合僭越ながら、このヒーローの巣窟雄英高校に入らせて頂いたのは、
平和の象徴……オールマイトに息絶えて頂きたいとの事でして………本来なら、ここにオールマイトがいるはずですが、何か変更があったのでしょうか……
ですが……私の仕事はこれ……」
構える13号……
だが、それより、先に切島と爆豪が男めがけて、拳を奮う……
が、彼等の力は届かない……
「危ない………危ない……生徒といえど、優秀な金の卵……」
「危ない!!どきなさい2人とも!!」
黒い霧の男は、ひらりと、身体を広げ
彼らに猛威を奮う。
「私の役目は、あなた方を散らして……なぶり殺す!!!」
黒い霧が、彼らを覆い尽くし、何も見えない……
さて、生徒達の運命は………