第11章 未知との遭遇
2迫る恐怖②
「ヴィラン!?ヒーローがいる学校に乗り込んでくる何て正気の沙汰じゃねぇぜ!!」
「先生!!侵入者用センサーは?」
八百万が13号に聞くと、13号は彼女に落ち着いて応える
「もちろんありますが……」
あるのに、関わらず、ならない警報……助けの来ない状況に皆が声をもらす
落胆する者もいる中て、轟は敵を眺めながら、考察を始めた。
「現れたのは、ここだけか、または、学校全体か…
…
何にせよ、センサーが反応しねぇんなら、
向こうに、そういう事のできる奴がいるって事だな……校舎と離れた隔離空間…そこにクラスが入る時間割………馬鹿だが、アホじゃねぇ……
これは、何らかの目的があって、用意周到に画策された……奇襲だ……」
彼の考察に息を呑む皆……
そして更に近づく魔の手に、
相澤は個性を発動し襲撃に備える。
「13号!!プラン開始!!学校に連絡試せ!!センサーの対策までしている敵だ……電波系の奴が妨害している可能性がある………上鳴……お前も個性で連絡試せ!!」
支持を受け、上鳴は自身の耳に付いているヘッドホンに手を当てた。
緑谷はそんな彼に心配そうに叫ぶ、
「先生は!!あの数じゃ…いくら個性が消せるっていってもイレザーヘッドの戦闘スタイルは、
あくまで…敵の個性を消してからの捕縛だ……正面戦闘は……」
緑谷の叫びに、相澤は生徒達に聞かせるように呟く。
「ヒーローは一芸だけじゃ勤まらん任せた……13号……」
そして、相澤は向かっていった。一人で敵の元へ、
彼は、個性を屈指し、彼らの個性を消して応戦しようと走りだす。
「確か……話ではオールマイトだけじゃなかった?誰よ?」
「けど……一人で突っ込んでくるなんて…馬鹿か!!」
だが、彼の個性により、誰も個性は使えない……相澤は敵を蹴り飛ばしていく。
その戦闘スタイルに、彼が何者か敵は知った。
個性を消すイレザーヘッド……
彼は正しく、ヒーローだ。