第8章 爆豪のスタートライン
4、他者の実力④
クジの結果まずリラはヴィラン側の立場から訓練をスタートした。
個性を使い、ヒーロー側の居場所はつきとめられるが、彼女はただ、その場でじっと座っているだけで何もしない…………
「あいつ……ずっと……動きませんね……」
そう轟が呟くと、オールマイトはモニターに向け笑う
「いや……違うぞ……轟少年!!彼女はもう動く必要がないのさ!!」
「動く必要がねぇってどういう事だ?」
「ねぇ!!え?じゃあ!!
あの子が何かしてるって言んですか?」
彼の笑に食いついたのは
切島と芦戸
オールマイトはそんな二人に
モニター越しの少女を見れば、
優しげな声で言った。
「見てれば、わかる!」
その声に
彼等は、彼女の方へ集中した。
すると、彼女の口が動き出す。
「さぁ……て、八百万百と峯田和伸には悪いが……やりますかね……TЯAP……(罠)」
そんな彼女の言葉に、
進む道中至る所で八百万と峯田の周りに行く先々、罠がはり巡らされて行く。
二人はそれがあまりにも、いきなりで
驚き
それをどう対処かするかを考える。……
「うわぁ!!何だこれ!!罠だらけじゃねぇか!?」
「……こんないつの間に、いったい……彼女の個性は何なんですの?……」
「落ち着いてる場合かよ!!」
当然、これは彼女の個性が実現したもの
彼女の個性は見てみるいるぎり、万能だ。
だが、八百万も負けていなかった。
何故なら、彼女の個性は創造……
つまり、物ならなんでも作れる。
彼女はそれを行使し、
剣や槍などを生み出すと先に進んで行った。
峯田を残して……
「おい!?置いてくなあ!!」
その声は届かず、八百万はどんどん先にいってしまう
「八百万さんもやっぱ……すげぇ…けど…相変わらず……虚言さんの個性はわかんねえな?」
上鳴がそう耳郎と話す。
「そうだね……あの子の個性というかあの子自体が謎いよね………」
「謎い?どこが?」
「だって……あの子……特別特待生推薦者だし……皆知らないじゃん……」