第8章 爆豪のスタートライン
2、デクとかっちゃん③
そして…いよいよ…ヒーロー演習……
コスチュームを身にまとい……よりヒーローぽく見える彼等……
そして…リラはその内の1人が誰を真似たヒーローコスチュームかわかり、
内心と言っても感情はないが、あったなら笑っていただろう、
彼は…オールマイトに憧れた様なコスチュームで、
それには、オールマイトも笑っている。
わかりやすいなあ……出久……
彼とリラはあの時以来……最近は話をしていないと言っても、昨日なので、仕方ない……
すると、彼女の元へ麗日が嬉しげに走って来た。
「うわぁ!!リラちゃんのコスチューム可愛いね!!」
「…そうかな……逆に可愛い過ぎて浮いてる気がするよ………お茶子も…いいね……そのコスチューム……」
彼女がそう言うと麗日はかなり嬉しげに、緑谷の元へ帰って行った。
そして……演習内容は……戦闘訓練だ。
「いいじゃないか!!皆カッコイイぞ!!じゃあ!!始めよう……有精卵ども……」
「さぁ!戦闘訓練のお時間だ!!」
「先生!!質問いいでしょうか!」
オールマイトが試験を始めようとすると、飯田が彼に質問した。
「ここは、入試時の演習場ですが……また市街地演習でしょうか!」
「いいや!!もう2歩先に踏み込む。ヴィラン退治は主に屋外で見られるが……統計的には、屋内の方が凶悪ヴィラン出現率は高いんだ!……監禁…軟禁…裏商売!!このヒーロー飽和社会……オッホン」
「真に賢しいヴィランは闇に潜む……」
彼の言葉に…周りのものは、息を呑んだ。
そして…本格的な演習の概要が皆に伝えれる。
「そこで…皆には、ヒーロー……ヴィラン組に別れて2対2の屋内戦を行って貰う。
だが……虚言少女は…別の事をやってもらうよ!!」
「はい?……」