第8章 爆豪のスタートライン
2、デクとかっちゃん
そして……午後の授業……
こそヒーロー基礎学
「私があ!!普通にドアからきたあ!!」
元気よくそうドアから入って来るのは、
オールマイト……
「すげーオールマイトだ!」
「本当に教師やってるんだな!!」
「あれシルバーエイジのコスチュームね!!」
誰もが、歓喜の声をあげる中、
リラはただボーっと彼を見つめているだけだった。
なぜなら彼女は絶賛憂鬱中である。
それはこの学校のコスチューム制にあった。
彼女は全くヒーローコスチュームが浮かばず、適当に私服の絵を書き提出しようとした……だが、それを見た耀が顔を青くし、デザインをかき提出したらしいのだ。
つまり、彼女の事を溺愛する彼のデザインだろくなものでないはず……
というのも、耀はヒーローの傍ら、コスチューム開発のスペシャリストなのだ……
叔父さん……派手なのだけは、やめてよね……
そして……コスチュームが配られ、着替えてから、
皆、演習場に集合らしい……
彼女は早速……コスチュームを確認すると固まった。
な!?……スカート!?なんだけど、下……
というか、何でこんな可愛い気なコスチュームなんだ……
彼女が開けた鞄に入っていたコスチュームはまず、ピンクと黒のシマシマの角に
花柄の長いポンチョ……中は、ノースリーブの真ん中に金色の宝石がついた上に、
花をイメージしたリボンベルト、そして……フワフワのスカートだ
靴は、上着と同じ色のブーツである。
こんなの着たくないなあ……どうしようというか……ヒーロー基礎学サボりたい……
そして…彼女はふらりと……教室から逃げようとした。
だが、ガシリと何者かに肩を掴まれた。