第6章 ようこそ!ここが雄英高校ヒーロー科だ!!
4、彼女の秘密①
「え?………そうだなあ……秘密」
そう彼女は唇に人差し指を付け少しだけ笑う
「な!?」
「ただ、これだけは言えるよ……
私の個性は何でも出来る……あ……これ…ヒントね……
……じゃあ……体力テスト頑張って………」
その時、3人はある事に気づいた。
彼女が未だ体力テストに参加していないとに
「アレ?リラちゃん……体力テストは?」
お茶子の質問に彼女は無表情でただ普通に応える
「あぁ………ほら、私……特待生だから……受験である程度、個性は把握されてるからね……それに……さっきも言っただろ?
私はなんでも出来ちゃうって……それじゃあね……」
彼女の応えに、また驚いてしまう3人………
彼女の個性は……一体……
そう彼女の事が気になりながら、テストは最後の持久走を終え
いよいよ……結果の発表だ………
、そこに映し出された………結果は………
緑谷の名がどうどうの最後…………
除籍……される…そう下を向き拳を握りしめる緑谷……、
だが……相澤の応えは全く緑谷が
予想しない事で……、
「あ………因みに除籍は嘘な………」
彼の言葉にクラスの半数が目を丸くし叫んだ……。
「君達の個性を引き出す為の合理的虚偽……」
「嘘〜!?」
「あれが嘘だって
ちょっと…考えれば…誰でも…わかりますわ……」
その半数に対しそう
頬に手を添える彼女は、
八百万桃………個性……創造…そして、体力テスト1位だった人物だった。
そんな八百万は納得がいかないとい顔で、
相澤の隣にいるリラを指差し、
彼へ質問する。
「それより……先生!!彼女はいいのですか?先程から体力テスト参加してませんけど?それでも本当に入試トップの人なの?………」
その声にザワつく生徒達………
相澤は絶賛注目の的となっている涼し気な彼女に視線を向け
彼等に言った。