第6章 ようこそ!ここが雄英高校ヒーロー科だ!!
4、彼女の秘密②
はぁ………お前等……に言ったろ……こいつは雄英の特待生だ……くれぐれも…他の特待生と一緒にするなよ……
ここはヒーロー科だ当然優劣はつくし、人気も違う。そして…こいつの受けた特待生試験の内容は、敵…を倒す…及び救助……
を10分以内で行う……
まぁ……そこは、お前等と同じだ。
だが…こいつの受けた試験は、人数など数字などは一切……伝えない。それは…試験のカウントも同様……
そして…参加者は200人のポイント制だ。
そんな中、こいつは……個性を使いたった三分で救助と敵の破壊をやってのけた天才だ………個性を把握するまでもないだろうよ……」
あまりの内容に口が塞がらない生徒達、
それには流石に八百万も彼女に目を丸くするしかなかった。
相澤はそう説明し終えると、彼女の頭に手を置き去っていく
「教室戻ったら、カリキュラムなどの書類置いてあるから各自……目を通しておけ…
それと緑谷……保健室でばあさんに一応見て貰っとけ……リラに治して貰ったようだが……
恐らく、今のアイツは痛みまでは取れてないだろうからな……
明日から今日より過酷な試験の目白押しだ覚悟しておけ……」
その彼の去り際の言葉に
緑谷は再び彼女に対する疑問と自分の弱さを知った。
確かに…痛みは少し、あるがどうして……
今のあいつは………か
彼女はもしかして…個性を自分のように上手く使えないのだろうか………
それでも……彼女は僕より何倍も強いとしたら…
僕も……頑張らなきゃ
と緑谷は現在クラスメイトに囲まれている少女を見つめるのだった。