第6章 ようこそ!ここが雄英高校ヒーロー科だ!!
1、1-A担任は寝袋から②
リラは更衣室に入り、体育着を着てくると、廊下の方へ戻り寝ている相澤に話しかけた。
「先生……着てきました……」
「おー………っても、」
そう相澤は彼女が着替えてきたのを角煮をすると教室の方へ視線を移す
そこには、未だ騒ぐ生徒達の姿……
「あぁ…まだ…騒がしいんですね
………どうしますか?静めますか?」
そう彼女が言おうと身を乗り出すが、
「いゃ……いい……俺が言う……」
そうする彼女を止め相澤が止め
彼は気だるげに、教室のドアの前ではしゃぐ、茶色い髪の女の子と緑色の髪の男の子に向け言った。
「……お友達ごっこしたいなら他所へ行け……ココはヒーロー科だぞ……」
そう相澤は寝袋からゼリー食を取り出し、口にする。
そんな彼の姿に固まる少年少女……
……体育なんかいる!!
そして、今度は、彼の隣にいる彼女へと視線が向いた。
今、彼等に自己紹介した方がいいんだろうか………
と彼女は考えていれば
相澤が彼女へ再び指示を出す。
「……リラ……先……外へ行け……」
「……あぁ…やっぱり………やるんですね………」
「……まぁな……サボるなよ…………」
「酷いですね……サボりませんよ……けど……失望したら…わかんないけど……」
まるで去年を知るかの言葉そして……失望……したらとはどういう事か……
、目の前の二人は謎の少女に釘付けになっていた。
少女は相澤から離れると
校庭の方へ足を進めていく
彼女は……本当に………いったい…誰なのだろう………