第11章 コールミー
勝己が現れてすぐ、オールマイトが飛んできた
オールマイトはオールフォーワンと呼ばれる敵のボスと戦っている
敵は勝己を、またどこかにワープさせる気なようだ
(敵も相当焦ってる…勝己も戦うだけで精一杯で逃げれそうにない…)
戦う許可の降りていない私達は、何も出来ないままただ身を潜めることしか出来なかった
その時
「皆、策があるんだ」
緑谷くんが口火を切った
「戦わず、かっちゃんを助け出せて
なおかつ僕達もこの場から立ち去れる方法」
轟「聞かせてくれないか?」
緑谷「まず、僕のフルカウルと飯田くんのレシブロで推進力
切島くんの硬化で壁をぶち破って
轟くんの氷結で、道を作って欲しい
なるべく高く飛べるよう
そして、寧々ちゃんの爆発で空へ
手の届かない高さから戦場を横断する
そしたら切島くんだ
君の呼びかけなら!!」
飯田「やろう!」
完璧な作戦だった
勝己が切島くんの呼びかけに応じてくれれば
必ず成功する
「寧々ちゃんの呼びかけなら、間違いないんだけど、寧々ちゃんは爆発を起こすのと、飯田くんに捕まるので手がふさがっているし…」
『わたしは切島くんがいいと思う
勝己、女の私に助けられたくないとおもうし…
切島くんなら、勝己と対等…本当の友達同士って感じだもん』
みんなも頷く
緑谷「じゃあ…いくよ!」
きぃーーんという音と共に、飯田くんと緑谷くんの足が光る
そして、空へ
切島「来い!!!!」
切島くんが、勝己に手を伸ばす
思い描いたとおり、切島くんの手に勝己が捕まった
私と、勝己の爆風でさらに遠くまで逃げる
爆豪奪還作戦、成功だ