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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第9章 ヒアミー




「やっぱりお前だったのか、寧々」


『やっぱりって…わかってたの?…』





「再会してすぐお前のこと気になり始めて

体育祭の前に、そうなのかもって思った…

ケドよ、
違ったらヤベーだろ
あの時の女かどうか、確かめ方、キスしかねぇんだから」



『覚えててくれたの…?』


「んな、忘れるわけねぇだろ!
テメェの結婚約束した女くらい覚えてるわ!」


「まぁ、お前は俺の顔忘れてたんだろうけどよ」


『ごめん…』






「で、どうする」
勝己が聞いてくる


『どうする、とは…』


「轟と、俺 どうする」



正直、最初は焦凍があの時の男の子だったらなって思っていた

でも、勝己の優しさ、勝己の愛情に触れて
自分の気持ちが
分からなくなってきた


私は、初恋の人をさがして、どうしたかったんだろう

私が本当に好きなのは誰なんだろう






「オレは」

勝己が口を開く
風が吹いて、勝己の髪が揺れる


「オレはずっとお前のこと探してた

ガキの時から、1度も忘れたことはねぇ」


「お前のこと、ずっと」


そんな泣きそうな顔で言わないで


『私も…

ずっと、探してたよ』



勝己に肩をぐっと掴まれる、痛いくらいに




「ズルいって、分かってる
寧々は、改めて俺と出会っても、
好きになったのは轟の方かも知れねぇ


ケドよ、オレは、10年間お前のことが好きだったんだ

寧々の事だけが、好きだった」




だから、少しでもオレに気持ちがあるならオレを選んでくれと


勝己が必死に言う













『わかった…』

私はゆっくり口を開く

『わたし、勝己と付き合うよ』

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