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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第8章 トラストミー




『焦凍!!!!』

やっと声が届いたのか、焦凍が振り向いた


「寧々!?なんでここに、と言うかその格好は」

『止まらないで!走って!』

止まりそうになる焦凍に叫ぶ

追いついて隣を走る、前にヴィラン連合が来た時、体力がない不甲斐ない自分が恥ずかしくなって
体力つけたのが役に立ったみたい
焦凍の速さについていける


「寧々、その格好は…」

先ほどの撮影の服のまま逃げてしまっていたので、猫耳も着いたままだ

『撮影の服!それより、何かあったんだよね
そんな焦ってる焦凍はじめてみたもん』

「たぶん、緑谷が危ない…

寧々は避難誘導に従って逃げ『やだ!』


ハッキリと否定すると、焦凍が驚いた顔でこちらを見る




さっき、爆発が起きた時、御子柴さんがわたしをかばってくれた

そのせいで、肩に瓦礫が当たり怪我をした


御子柴さんは無個性
それでも私をかばってくれた


私は?個性があるのに

それにそれは、お兄ちゃんよりもずっと強いのに



恥ずかしいからって理由で、使わなかった






ずっと逃げてきた、ずっとずっと逃げて、



守ってもらってた





こんな弱いままじゃヤダ


だから
もしわたしの体が壊れたとしても、構わない








誰かを守れる自分になりたい


みんなは無理でも、私の大切な人を守れるように







だから!









『焦凍の力、借りるね!』



焦凍の顔を引き寄せ、唇にキスをする






体に力がどんどん入ってくる

寒くて、熱い


私の左側は燃えはじめ、右に霜が降りた


「っつ!寧々お前!」

『初めてだったらごめん』

立ち止まり謝る、視線の先には




「ヒーロー殺し…」
寧々と轟は同時に左手で炎を噴射した








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