第49章 ドントストップミー
「全部俺のモノだ…」
そう囁く唇は首筋の裏に留まって、強くそこに吸い付いた
じんわりと熱くなる皮膚のその下で
彼によって作られた熱がうねり…流れていく。
その熱が集まった先に、大きな右手が重なった。
『やっ…今日は、むりだよ…くっついてるのに…』
「くっついてんなら、これ以上近づいても変わんねぇだろ?」
『そうじゃ…なくて…
それに、ほら片手だし…』
どうにか体を逃がそうとするけれど、頭の峰田くんのぶにぶにのせいで、焦凍から逃げることは出来ない。
「片手でもお前のことは満足させてやれるから、安心しろ」
『んんっ、そこは心配してな…っん、やっ』
焦凍は私の話など聞く耳も持たずに布団に押し倒してくる。
ヒーローコスチュームのままの焦凍とこんな体制になるなんて…なんだか少し、悪いことをしているみたいな気持ちになった。
『ショートさん、少し強引すぎやしませんかね…』
焦凍の腰に付いた救命道具入れが、擦れ合ってカチャリと音を立てる。
「俺も一応ヒーローのなりかけだ。
嫌ならやらねぇが、
寧々はいつも嫌だって言うだけで嫌じゃねぇだろ?」
『あっ…ん、
もー…私流されやすいんだよ…?
わかってる?』
「わかってる…わかっててやってんだから
褒められたもんじゃねぇよな」
焦凍が谷間の部分に舌を這わせて、ブラの中心部を歯で捕まえると器用にフロントフックを外した。
大きい胸が恥ずかしくていつも無理やり小さなブラに押し込んでいる肉の塊が
ポヨンと溢れかえる、この瞬間がたまらなく恥ずかしくていつも目をそらしてしまう…
けれど今日は焦凍の手と頭を固定されてるから、
目をいくら逸らしても、視界の中に私の胸と、その先端を食んでいる焦凍が目に入ってしまって、
どうにも落ち着かない。
「硬くなってる…」
『いわ、ないで…』
焦凍に言われるがまま、両腕で胸を持ち上げるように自分を抱きしめると、中央に集まった乳輪を左右同時に口内で弄ばれて、思わず腰がはねた。