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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第48章 スタートウィズミー




「今回はペアを組んで、人質確保の訓練だ
ペアはくじで決める」


「「待ってましたア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!」」

血走った約2名を無視して相澤は

「ちなみに、口付のペアは当面女子から選ぶ」
と言い放った。


死刑宣告にも近いその宣言に、2人は地蔵のような表情で俯く。

「低俗ですこと…」
「ほんとに、馬鹿すぎて呆れる…」

八百万と耳郎が呆れて目を合わせる中、寧々のペアになる生徒の名前が書かれたくじが読み上げられた。




「寧々のペアは…出席番号16番



















葉隠透」






「やったぁー!私ダァ〜!」


誰もいないはずの場所で声がする

浮いているのは2つの手袋でピースサインを作って楽しそうに動いている。


『葉隠さん!よろしくね!』

寧々は嬉しそうにその空間に話しかけると、
「うん!頑張ろうね!」と葉隠は答えた。


葉隠透、個性『透明』

その個性の名通り、透明人間だ。



その他の面々も次々とくじ通りにペアが決まっていく中、
葉隠透、口付寧々のペアの対戦相手は
八百万百と峰田実となる。


「私…なんで峰田さんとばかり…」

肩を落とす八百万に対して、峰田はワキワキと両手を開け閉めする

「寧々ちゃんとキスはできなかったけど…
まだ触れ合うチャンスはあるぜぇ…

事故に見せかけて…あのマシュマロボディに…ぐふ…ぐふふふ」



「うわぁ…き、気をつけてね寧々ちゃん!」

2つの手袋がキュッと拳を作って寧々に向く。

『あ、うん!足引っ張らないように頑張るね!』


「うん、伝わってないけどいいや!
じゃあコピーお願いします!ほっぺはここだよ!」


『はい!失礼するね!』


ちゅっと軽いリップ音がする

「わぁ…恥ずかしいね!赤くなっちゃう!」と葉隠は言うが、それは無理な話だ。


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