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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第47章 ウォークミー




午前の授業は、寧々と元来のA組生徒は別授業となる。

というのも、ヒーロー科が午後の授業に費やしている「演習訓練」「実技訓練」「戦闘訓練」などは普通科にはない。
そのため、そもそもの授業である、英語数学理科社会といった必須科目はヒーロー科より普通科の方が進んでいるのだ。

その代わり、寧々は「ヒーロー基礎学」や「近代ヒーロー美術」「ヒーロー情報学」の授業を受けたことがないため
別室でそれらの個人授業を受けることとなる。



「まぁ…だいたい今年いっぱいこんな感じになると思うから。」

そう寧々に言うのは、ヒーロー情報学の教科書を片手に持った相澤だ。

相澤と向かい合わせに用意された一席だけの机に座る寧々は
『わかりました』
と返事をする。



「純粋に勉強のみで入学する普通科のほうが、ヒーロー科よりも入試点数は高い。

偏差値79と言われてるのがヒーロー科だが、普通科は偏差値80ちょいくらいだ

お前は普通科のちょうど真ん中あたりの成績だから…
うちのクラスだと6番目くらいだな」



『そう…なんですね』

勉強は誇れるほど得意ではないが、嫌いでもない寧々はへにゃと愛想笑いをして膝元に視線を落とした。



「それで、昨日渡したヒーロー名とヒーローコスチュームの申請書類だが、書いてきたか?」


『あ…すみません…まだです…』


「1日しかなかったから無理もないが、
コスチュームは、三日待とう。

ヒーロー名だけ先にこの時間の間に決めるぞ」


『え!今決めるんですか?』



「あぁ。授業で使う教師もいるからな
なる気はなくても考えてもらう。ってことで呼んどいたから後はよろしく」



『呼んだ…?』



寧々が首をかしげると、スパーン!と気持ちの良い音がして、多目的室のドアが開いた。


「私よ!!!」


『み…ミッドナイト先生…』


18禁ヒーローミッドナイトのお出ましに、寧々はカァッと顔を赤らめた。
どこをみたらいいのかわからず、とりあえず俯く。



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