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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第5章 レットミー




〜寧々side〜


「寧々こっちこっち!」

『おまたせー』

第三種目、第二試合の開始のアナウンスが流れ、観客席に戻る

「さっき、心操すごかったんだよー?!」

『そうだったんだ!相手ヒーロー科だよね、すごいなぁ』

「寧々、いままでどこいってたの?」
さきちゃんが聞いてくる


『焦凍とお話してたの』

「え!イケメンくんと?!」
「てゆーか、呼び捨て!なになに〜ちょっと聞かせろぉ」

さっきの焦凍の優しい笑顔を思い出すと顔が赤くなる

するとゆきが笑いながら
「これは、もう聞かなくても分かったわ」
ごちそうさまでした、と両手を合わせる


ちょうどその時、焦凍がステージに出てきた
割れんばかりの歓声

(あれ?焦凍…なんかさっきと雰囲気違う…)




そう思ったのも束の間
試合開始の合図とともに、焦凍が相手の個性によって拘束されてしまう

『焦凍!』

このままでは場外に引きづられてしまう


そう思った瞬間



目の前一面が氷ついた


「きゃっ!」
『ふぇ!』
「なに…これ」

圧倒的勝利
スタジアムを突き抜けるほどの氷柱を出し、相手の動きを封じたのだ



間もなくして、焦凍によって
相手の人、瀬呂くんは救出されたけど

「やりすぎじゃない?」
「ちょっと…エグいよね」

『焦凍…どうしちゃったんだろ』

寂しそうな焦凍の後ろ姿を見ていると、胸がキュッと苦しくなった




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〜焦凍side〜

寧々によって満たされていた心を
また冷たい氷が覆う

「お前にはオールマイトを超える義務がある
わかってるのか?お前は最高傑作なんだぞ」

試合開始直前に目の前に現れた、クソ親父エンデヴァー



「それしか言えねぇのか、オメェは」
絞り出すように、声を出す



「お母さんの力だけで勝ち上がる
戦いでお前の力は使わねぇ」



試合開始、さっさと終わらせたくて

「悪ぃな」

一瞬にして氷で瀬呂を行動不能にする
イラついてたから、力が制御出来ず、やりすぎた



会場にドンマイコールがおきる

寧々も見ていただろうか、カッコわるい所をみせてしまった





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