第40章 コンビニエントフォーミー3
「まぁ、今のは冗談としても
爆豪はまた、お前のことが好きになったんじゃねぇの?」
『そんなはずないよ…だって爆豪くんは
私のことなんて好きにならないって叫んでたし』
「でもかけてもねぇ個性にかかって
口付と轟が一緒にいるの見るとイライラするって言ってんだろ?」
『それはたぶん…うっすら記憶が残ってる?とかじゃないかなって』
絶対に爆豪が自分のことを好きだと認めない寧々
心操は爆豪を不憫に思いながら、くるりと踵を返した。
「ま、俺の個性必要になったら言えよ
使い物になるかわかんねぇけど、口付になら貸してやってもいいから」
『…ありがとう、心操くん』
心操はそのまま寮の中に消えていった。
寧々はしばらくその場に残り、溜息をつく。
(今日は、うまく勝己の事巻けたけど…
明日からどうしようかな)
これからのことを考えると頭痛がしてしまう。
爆豪勝己が元に戻るまで、あと6日