• テキストサイズ

【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第39章 コンビニエントフォーミー2




『でも、私は勝己と付き合った…
それはやっぱり、勝己の事もだんだん好きになってたってのもあるんだけれど

勝己がずっと探してたから男の子だからって…
だから焦凍への思いは、一時的なものだろうって…

勝己のことは、10年も探してたから…
勝己も探してくれてたから…
それが決め手になったんだと思う。』





【約束】の鎖に縛られた二人に、轟は何も言葉を返せなかった。
その立場になってみないと、二人にとっての【約束】の重さは分からない。

黙っていると、寧々がフッと視線を絡めてきた。

それだけで簡単に跳ね上がる胸の鼓動。



寧々の方から重ねられた唇に背中が震えた。








そっと離れた唇が名残惜しい。
もう1度重ねようとすると、コツンと額が額に当たって拒まれる。






































(サヨナラしなくちゃ…

勝己とも…





焦凍とも……)





爆豪の体が戻ったら
二人にきちんと別れを告げよう。



寧々はそんな無茶苦茶な事を心に決めて、
瞳を閉じた。



/ 436ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp