第35章 シェイクミー
『わた…し…』
「ん…」
勝己の額が私の額に重なる。
見つめあった先の赤い瞳
先端だけが入った膣内で、返事を急かすみたいに
きゅぽきゅぽ出たり入ったりしている
『勝己…我慢できないよ…私…』
そこまで言ったところで
ガラガラと教室のドアが開き
勝己が私を抱きしめて体を隠してくれた。
勝己の腕の合間から見えたのは
『焦凍…?』
あからさまに不服なのを表情に出した轟は
教室のドアを閉めたあと、ズカズカと二人の前に歩いて爆豪を引きがはがす
「てめ…んだよ
立ち聞きでもしてたんか」
「あぁ…
二人が教室に入っていったのが見えたから」
『…っあ』
轟は、寧々を机に押し付ける
さっきとは違い、腹の方が机の上になった状態で
腰元からカチャカチャと音がする
『え…うそ、しょうと…まっ…ぁあっ』
寧々の制止の言葉も無視して
中に熱いモノがはいってくる
「てめ、何して…!」
爆豪が轟を掴むが、轟は寧々の上半身を持ち上げ
彼女の耳元で声を出した
「爆豪が挿れたくなさそうだから
俺が入れただけだ」
『やぁ…かつき…みな、いで…』
寧々は恥ずかしさに目をぎゅっと瞑る
その目尻から、涙が溢れ、赤く染まった頬を伝っていった
こんなのは絶対おかしい
目の前で、好きな女が嫌いな奴に抱かれているのに
綺麗だって思うのは、おかしい
それなのに、
気づけば爆豪は寧々に口づけをしていた
寧々は一瞬驚いて目を見開いたが
すぐにトロンとして
爆豪の首に腕を回す
『んっ♡ぁ♡かつ…き♡』
「寧々…」
抱きしめられている腕は4本あった
『やぁ…しょ、とぉ…声出るからっ…やめ』
後ろを振り返って、涙目のまま諌めるけれど
情欲に塗れた目をした彼は
「俺は…バレてもいい」
と低く唸って、また腰を奥まで突き立ててくる
『あっ♡ん…やぁ、んっんっ♡』
溢れそうになる声を爆豪が口で塞ぐ
「アホか、バレたらこいつの裸他の奴らに見られんだろ」
頭の上で冷静な声がして、少しだけ笑いそうになる
あぁ…もう本当に
『めちゃくちゃだ…』