第35章 シェイクミー
『勝己…おっきい…
いつもより興奮してる?』
唇が鈴口のあたりで動く
パンパンになった先端からはカウパーが滲んでいた
「クソ…」
爆豪は、寧々の体を持ち上げ、そばにあった机の上に押し付ける
「はっ…テメェだってこんなんなってんじゃねぇか」
『や…ぁあ♡』
爆豪の指先がクリトリスを撫でる
もみほぐすような愛撫に小さく悲鳴をあげたが
すぐに両手で口をふさいだ
誰もいない教室で声がやけに響いて聞こえる
爆豪は机に寝かせたままの寧々に覆いかぶさり
入り口に己を擦り付けた
「足、自分で持って広げろ…」
『ぅ…ん♡』
寧々は太ももを外側から内側に持ち
入れやすいように開いた
「欲しいんか…俺のことが」
『欲しい…勝己が、ほしい!』
わざわざ言葉にさせなくてもいいほど
寧々の体は爆豪を求めているとありありとわかるのに
爆豪は先日のアラタとの会話の不安を払拭したい一心で
寧々からの言葉を強要する。
「もっとちゃんとねだれ」
いつも寧々には優しい爆豪なのに
少し命令口調で言われて、寧々はまた体を熱くし
トロリと溢れた蜜を見て、爆豪はゾクゾクした。
「命令されて感じたんか…
寧々…」
『や…ちが…』
「いやらしい女」
『っ…やぁ♡』
ずりずりと、クリトリスの裏を裏筋が擦る
フレンチキスのような粘膜同士の接触はもどかしいのに
だらだらと蜜が溢れる
『やあ…挿れて…挿れてよぉ』
泣きそうな声で頼むが、爆豪は一向に入れようとはしない
『なんれ…?どうして入れてくれないの?』
「俺を…
俺を選んでくれんなら挿れる」
『え…』
爆豪の言葉に寧々は大きく目を開いた
爆豪の目は真剣そのもので、
どこか悔しそうな表情に見える
『勝己……』
「俺も入れてぇから…
早よ返事しろや」
先端だけがにゅぷりと入ってくる
早く奥に欲しい
けど、勝己の提案を飲むのは
いささか心の準備ができていない