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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第33章 トラップミー




流れていってしまった分を補給したくて
腕の中に飛び込んだのは、学校が終わってすぐの事


「…寧々、どうしたんだ、いきなり」

いつもと違う雰囲気に、轟は首をひねるが
そっと、ワレモノを扱うように寧々の体を抱きしめ返す






『……ごめん、焦凍…

抱いて……』

衝撃的な言葉と共に重ねられた唇に、轟は困惑する
こんなことを、彼女から言われる日が来るとは思っておらず
全く準備が出来てないままに落とされた爆弾に
心がついていけない


ただ、溢れそうなほどの興奮と喜びが体を突き動かす

いつもの、受身なだけじゃない口付けにクラクラしてしまいそうだ。


「寧々…っハァ」


『焦凍…欲しい…
なにも、考えたくない…』


泣き出しそうな声を出しながら自ら服を脱いでいく
制服のボタンのあいだから発育のいい胸がこぼれだした


押し倒されるように畳に背を預けて、寧々を見上げる


なんでそんなに泣きそうな顔してんだ…
苦しそうな顔じゃなくて…もっと、笑った顔がみてぇのに…


後頭部に手を添え、顔を引き寄せ唇を重ねる。

『ん…』

こいつのことを困らせて
悩ませてんのは俺たちだ

でも今更辞められねぇし、諦め方もわかんねぇ

いつごろからか、
ただ、寧々の体が今、目の前にあるだけでいいと

こいつの心が何処にあろうが、そんなのは
後回しでいい
最後に俺に向いてくれればいい

そう思っていたのに


今、こうして彼女から求められて、心臓はやけに早く打っている
こんなにも、寧々に求められることが嬉しくてたまらねぇ


今すぐ、このまま俺だけのものになって欲しい
押し殺していた独占欲がみるみるうちに溢れ出してくる


強く乳房をにぎると、高い声が漏れた

「寧々…」

『焦凍…いい…好きにして
乱暴にされたいの』


何がそんなに辛かったのだろう
聞くほどの余裕は今の自分にはない。

ただ、この細い体を無茶苦茶に抱いて
自分の精を吐き出したい。
寧々がそれを望むならなおのこと



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