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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第33章 トラップミー




こんなに淫らな気持ちになったのは初めてだと
寧々はぼんやり思った

自ら抱いてとねだるなんて
幻滅されたに違いない

焦凍の指が腹をつたうように降りてくる
スカートの裾から太ももを撫でるだけでむくむくとまたの下で大きさを増す男根に息が上がっていく


こんな身の程知らずな私を許して欲しい
私は彼らに釣り合わない
私なんかと結ばれてはいけない

それなのに、離れていかないでほしいって思い始めてる

いつの間に、こんな思いが生まれていたの?
前まで、二人を誰かが奪ってくれたらいいのになんて思っていたのに


今は離したくない、どっちも好きだから

アラタという逃げ道が出来て、この気持ちに気づいてしまった。

不釣り合いでもいいから

そばに居たい



私を、私だけを見てほしい


こんなこと言っていい立場じゃないのは分かってる

だって、わたしも焦凍だけを、勝己だけを見てるわけじゃない

二人を股にかけているゲス野郎だ



そんな私は、二人に私の香りを押し付けるの
独り占めできるように


そして、私から離れられないように



『焦凍…好き…』



呪縛の言葉を吐くの


「……寧々」


轟の心は激しく揺さぶられていた
もう、寧々の手のひらで転がされているビー玉みたいに
寧々の言葉、仕草、1つ1つに転がされている。


寧々の乳首を口に含むと、寧々が髪をサラサラとなでた

『焦凍…かわいい、大好き』

耳元で甘く囁かれる言葉

絶対おかしいって分かっているのに
何も考えられなくなる。


太ももを撫でている指が下着にかかる

『んっ…』


下唇を噛んで、見せる恍惚な表情がいやらしい
指に擦りついてくる腰から、下着を取り去ると
寧々は期待していたかのように唾を飲み込み

指を這わせると、すぐに蜜が絡んだ

「すげぇ…」


『濡れてるでしょ…
だって、欲しかったんだもん…』

子供っぽい口調とは裏腹に
色っぽい視線で、吐息を吐く


「…本当に寧々なのか……?」

目の前の彼女が幻か何かじゃないかと疑ってしまう


『…私だよ


嫌だった……?』


さっきまでの表情とは打って変わって
いきなり不安げな顔をする寧々


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