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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第3章 キャッチミー



パキパキと音がして、勝己くんの足元が氷で固定される

私の体は勝己くんから引き剥がされ、

『焦凍くん!』
今度は焦凍くんに肩をだかれる

「あ゛?半分野郎、何寧々に触ってんだ!殺すぞ」

「お前こそ勝手に触るな」
焦凍くんは凍りそうに冷たい声で静かにいう
焦凍くん…なんか怒ってる…


「寧々、この間の約束
覚えてくれているか?」

この間の、と言われ顔が赤くなる

「好きなんだ」と言う焦凍くんの真っ直ぐな瞳を思い出してしまった

「はぁ?約束ってなんだよ
つか、お前ら知り合いだったのかよ」

「同じところに住んでいるからな」

周囲がザワつく、なんでそんな誤解を招く言い方するかなぁ!?

『あ、の、違くて
同じマンションで同じ階に住んでるだけなの…で、す』


「俺は体育祭で一位になって
寧々と付き合う


そう約束した」

肩をグイッと寄せられる

勝己くんの体から火花がバチバチと現れる


(そういえば勝己くんの個性ってなんなんだろう
煙みたいなのが出てるのしか見たことない…)

「轟…テメェ!誰に許可とってそんなこと抜かしてがんだァ!」

勝己くんが焦凍くんに掴みかかろうとする

が、勝己くんから現れていた火花が消えた

「はい、そこまで

絶対揉めてるとおもったが、お前ら学習しねぇな」

相澤先生が現れた
ゴーグル?みたいなのを付けてる
勝己くんは個性が出せないみたい、それが先生の個性なのかな?


相澤先生は私をチラッと見て
「大丈夫か?」と言ってくれた

「あ、大丈夫です!し、失礼します!」
肩にかけられた勝己くんのジャージを勝己くんに戻して
自分のクラスのいる所に走っていく

すごい視線を向けられているのがわかる…恥ずかしいよぉ

「寧々!こっちこっち!」

『ふえぇーさきちゃーん』
半泣きでさきちゃんに抱きつく

「なんか凄いことになってたねぇ

実際のところさ
あのヒーロー科の怖い人とイケメンさん、どっちにするの?」


『え!どっちとか無いよぉ
焦凍くんには…その…告白してもらったんだけど…

勝己くんは私の事、お兄ちゃんへの当てつけにしてるだけだから』


「うわぁ、マジで言ってるの?」

『大マジだよ!』

「私らは面白いけど…
あの怖そうな人可哀想…」

『?』


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